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素朴な毎日、感じたこと、考えたこと、ひとりごと、備忘録
Posted by - 2025.05.05,Mon
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Posted by chika - 2008.02.08,Fri
チュニジアでは、家族同士だと大皿から直接スプーンや手を使って食べます(小皿は使いません)。お客さまには、レストランのように一人分を皿に盛り付けて出します。
最初の頃は家族の一挙手一投足を観察しながら食べてました。

そして気づいた法則その壱。それぞれの陣地がある、ということ。目の前の自分の陣地のみを食べる。
手を伸ばして、他の陣地のものを食べない。たとえ自分の陣地外に美味しそうなキャベツがあっても、手をぐいぐい伸ばして食べてはいけない。



うまくできているなぁと思うのは、食べ始めてしばらく経つと、自分の陣地にキャベツを擁してる人が「あなたもキャベツ食べなよ」と、隣の陣地に投げ入れてくれる。そうやって、みんな自分の陣地の具を他の陣地に分け与えていく。

そして、肝心なのが、肉。最後まで肉には手をつけず、大きな肉をみんなで譲り合った後、結局年長者が皆に肉を分け与えて食事をシメる、といった感覚です。

聞けば、同じ北アフリカのモロッコでは、ちょっと礼儀が違う。
それぞれの陣地があるのは同じだけれど、陣地の具を交換することはないそうです。たとえ自分の陣地に具が少ないとしても、それは「アッラーの思し召し」ということになるんだそうです。

日本のお箸の作法を教えると、「何故!?」とよく聞かれます。「どうして迷い箸が駄目なの?」とか。
こっちに来て感じるのは、何事も日本は相手との対峙、イスラムは神との対峙なんだなぁということ。
わたしたちは相手の方が不快にならないように、無作法ははしたないこと、相手の意に重きを置くというか。
イスラムは常に神の絶対的な存在を感じて、畏怖の念を持つ。相手に何かをしてもらったときでも、感謝の気持ちは神に捧げられる。「神様のおかげです」と。
この違いはとても大きい。本当に大きい。色々な場面でこの違いが顕著に出る。
大切な約束をするとき「神様が望むなら行くよ」と言われると、目の前にいる自分に失礼じゃないかと思ってムカッとくる(あなたが来ようと思えば来れるでしょうが!)。変な三角関係が生まれます(笑)。
チュニジアに道徳的教育が少ないのは「何事も日本は相手との対峙、イスラムは神との対峙」だからか?と分析してみたりする。うむ、どうだろう?
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Posted by chika - 2008.02.06,Wed
知り合いから中濃ソースをいただいてから、もうトンカツが食べたくて食べたくって。
先週首都に上がったとき、迷わず豚肉を入手!需要のない豚肉は高価な食材で、鶏肉の5倍の値段はします。たまには贅沢もしなくちゃ!フィレ肉を凍らせて自宅へお持ち帰り。
そしてトンカツをいただきました。とーーーっても美味しかったなぁ…しみじみ。



そして最近楽しい、カッテージチーズ作り。
ミルクを50℃くらいに温めて、レモンやお酢を入れて濾すだけ。塩&胡椒で味をととのえたり、ニンニクを入れたり。今回はレモンの代わりにリンゴ酢で作ってみました。だからか色がほんのりピンクになりました。



このチーズは、ヘルシーなのでお気に入り(ヘルシー…ですよね?)。パンにも合うし、蒸し野菜にも合います。チーズ&ジャムも相性グー。友達からトマトジャムの作り方を聞いたので、今度チャレンジしてみようかな~。 ラスクwithカッテージチーズ&トマトジャム。おいしそーー。
Posted by chika - 2008.01.14,Mon
チュニジアに来て好きになった食べもののひとつに「オリーブ」があります。



国内をドライブすると、オリーブ畑の風景が延々と続き、たしか輸出量も品質も、世界で1、2位を争う程だと記憶しています。そんな本場のオリーブは本当に美味しくって、たまりません。チュニジア人にとってのオリーブは、日本人にとってのお漬物みたいな感覚かなぁ。いつもお家にあって(好きな人は自家製で作ってて)、来客の際にはオリーブを必ず出しておもてなし、みたいな。ちなみにオリーブ屋さんはこんな感じ。



12月中旬は、オリーブの収穫最盛期。友達もオリーブの木を持っていて、手と顔を真っ黒にして収穫してました(オリーブの木を持つことはステータスみたい)。絞って絞って、ほとんどを自家製オリーブオイルにするそうです(なので、この時期だと絞りたてのオリーブオイルをおすそわけしてもらえます!らっきー)。

そしてもうひとつハマってる食べもの「デーツ(なつめやしの実)」。
これもまた品質がピンキリなのですが、南部砂漠で採れたデーツは本当に本当~に美味しくって、チビ干し柿のような感じ。栄養価の高いデーツは、昔からベドウィン(砂漠の遊牧民)の貴重な栄養源となっています。そのままつまんで食べても美味しいけれど、デーツの種を取り除いてバターやアーモンドをはさんだり、デーツペーストを作ってクッキーにはさんだり、ジャムを作ったり。



秋頃から熟したてデーツが市場に現れ始めたので、今はフレッシュなデーツを楽しめる嬉しい時期。濃いめに淹れたコーヒーとの相性抜群で、12月初めに南部で仕入れた6キロのデーツがもうない・・・。こりゃ太るわけだな。ちなみにデーツ屋さんはこんな感じ。



チュニジアの夏は夏で、カンカンの日照りで甘く熟したフルーツが山ほど食べれるし、冬もなんだかんだで美味しいもののシーズン(カブやみかん、冬野菜もたくさん!)。あなうれし。
Posted by chika - 2008.01.08,Tue
年明けから、なんだか風邪気味です。朝は元気なのですが、夜になると熱が出る。
そんな日が4~5日続き、最近は一日中頭や喉が痛くなってきました。

ここらでやっつけとかないとなぁ・・・と思い、昨日はニンニクとネギをた~くさん入れた餃子を作りました。
包丁で叩いてひき肉を作り、キャベツとネギとニンニクと生姜をどっさり入れて、味噌でしっかり味をつけて、中身を準備。そして小麦粉で皮を作りました(前回の教訓を生かし、皮は薄めに)。



カリッカリに焼いていただいたならば、もう本当に美味しくて美味しくてしょうがありませんでした・・・。
うまいねぇ、餃子。冷凍庫に居る控え選手ならぬ控え餃子、今後も活躍してくれることでしょう。

そしてデザートはプリン。とろけるプリンに成功!
早く風邪が治るといいんだけどなぁ。みなさまもお体ご自愛くださいますように。

Posted by chika - 2007.12.28,Fri
クリスマス25日、郵便局から一枚の紙切れが届く。
「貴方宛に小包が届いています。郵便局まで取りに来てください」

なんと日本の友人達から、クリスマスプレゼントが届きました~!!
焼肉缶、冬限定チョコ菓子、DVD、ねずみ年グッズなどなど。嬉しいよ~(涙)。



プレゼント送ってくれたり、手紙やメールをくれたり、ブログにコメント残してくれたり、こうやっていつもみんなに支えてもらってるから、がんばれます。ありがとうございます。有難いことです。

そして小包に入っていたプチプチ。愛を感じました。
これからわたしも人に贈り物をするとき、積極的にプチプチを入れてこう(笑)。

そして贈り物つながりで、もう一小噺。
この前日本からお友達が来てくれたとき、お土産をたくさんいただきました。我が家の日本食備蓄量は急増!嬉しい限りです。
そのなかでも、すごく美味しくて絶叫したおみや。埼玉県は熊谷にある梅林堂さんの「焼梅湯」というもの。
大玉の焼梅、昆布、だし汁がセットになったもので、お湯を注いでいただきます。めっちゃくちゃ美味しい!!
酸っぱすぎず、だしの塩気と香りがお上品。リラックス効果大の優しい飲みものです。残り2回分、大事に飲もう。ありがとう、ようすこうですこ。



そしてルヴァンの田舎クッキー。ルヴァンは東京は富ヶ谷にある天然酵母のパン屋さん(カリスマ的存在)。パンだけでなくて、ここのクッキーもイケます。
ゴマクッキーしか食べたことなかったけれど、初めて食べたレーズンクッキーがヒットでした。硬いガリガリという歯ごたえ、酵母の香り、素朴な味で噛めば噛むほど出てくるうまみ、お腹で膨れる感じ。素晴らしい。



心が温まる年末。日本はもう少しで仕事納めかな?
みなさま、よいお年を。
Posted by chika - 2007.12.26,Wed
今日がクリスマスだということ、25日が終わる直前に思い出しました。セーフ!国によってはパーティ三昧のところもあれば、まったく無視の国もあり。
一年前のクリスマスは何をしてたんだっけ・・・?思い返せばあの日、実家で情熱大陸(この日はWFPの忍足氏の特集)を観て、ひどく感動したのが記憶に新しいです。チュニジアに来るための訓練直前だったし、熱い想いが湧いてきたことを今でも憶えてます。
そしてちょうど一年後の今日、どうだい?自分。大晦日までの数日、今年2007年をゆっくり振り返ってみようかな~と思います。

さて話は変わって、チュニジア料理です。
臓物料理、その名もオズバーン。なんか正義のヒーローみたい。オズババーーンッ!!
犠牲祭の日にママと次女と一緒に下準備をしたのですが、他に食べるものがたくさんあったので、食べるまでに至らず。食卓に上がる日を心待ちにしておりましたが、昨日と今日やっとオズババーンをいただくことができました。

まずは、作り方(下準備)からご紹介。
1)大腸、胃などの臓物の繊毛をこそぎ落とします。熱湯に数分つけてから包丁でこそぐと、簡単に取れます(作業中、ウンチ臭い・・・)。
2)肺、レバー、小腸などの内臓をお湯で煮る。
3)煮上がったら、細かく切る。ぶつ切りのネギ、オリーブ油、大量のパセリ、お米一握り、スパイス6種を加えてよく混ぜ合わせる。



4)1)の臓物を袋状に縫って、3)を詰める。以上!



そして昨日と今日、このオズバーンをクスクスのソースで煮込んだ「クスクスwithオズバーン」をいただきました!見た目フランケンだけど、う、う、うまいっ!! パセリが大量に入ってるから、全然内臓の臭味もないし。いいおダシが出てて、クスクスとよく合います。



こうやって割って、中身をクスクスに乗っけていただきます。



ふと横を見ると、次女・三女がコソコソ話。
 次女「ね、だからチカは何でも食べるって言ったでしょ?」
 三女「でもオズバーンは、さすがに食べないと思ってた・・・。・・・美味しそうに食べてるぅぅ・・・」
・・・。オズバーン、若者にはとても不人気な料理なようで、この家族のなかでもママしか食べないんですって。日本でいうと、なんだろう。煮豆みたいな存在かなぁ(しっくりこない)。美味しいんだけどなぁ。。
わたしの中のカテゴリ分け。『飲兵衛(のんべえ)にはたまらない一品』
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