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素朴な毎日、感じたこと、考えたこと、ひとりごと、備忘録
Posted by - 2025.05.05,Mon
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Posted by chika - 2008.03.16,Sun
今日3月16日、チュニジアは伝統衣装の日。
近所のチビッコたちも綺麗に着飾っていて、とてもかわいかった。いつもはハナタレの子どもたち(笑)、馬子にも衣装とはこのことだ。



午後の仕事に行くと、職場のホールではチビッコがお披露目会をしていました。



この日、チュニジアの子どもたちはみんな伝統衣装を着て、写真に収めるのだそうです。チュニジアでも地方によって洋服のデザインは異なるので(金糸を多用する地域、レースを基調とする地域など)、パパやママの出身地によって子どもたちの衣装もそれぞれで、興味深いものでした。 「あ、あの子のママはジェルバ島出身だろうな~」とか。

そして今夜はドライトマトのカッテージチーズを作って食べました。
ここに来て、多少カビの生えているものでも食べれるということに気づきました。ドライトマトが腐っていようと、トマト缶が腐っていようと、カビていない部分をすくえばいいのです。
そもそも、お腹が強い方だという自負があるので出来る業かもしれません。この話をしてからというもの、お菓子を職場に作っていくと「カビたもの使ってないわよね?」と念を押されます(笑)。人にあげるものには、さすがに入れません。

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Posted by chika - 2008.02.15,Fri
今日は聖バレンタインデーですね。
チュニジアでも、意外や意外、バレンタインの習慣があります(アイード・ホッブ:愛情の日)。

婚前前恋愛がご法度とはいえ(デートはダメ!)、青春真っ盛りな青少年たちには、好きな子の一人や二人いるのは当然。両想いのカップルも多数存在するようです。
「デートがダメだったら、二人で何するの?」と聞くと、「勉強を教えあったり、休憩時間に話をする。夜に電話をしたり、メールをしたり」とのこと。甘酸っぱいなぁ。

おととい、教え子がバレンタインのプレゼントと一緒に手紙を彼氏に渡したいというので、手紙の文面を一緒に考えました。

「あなたが私のことを好きになってくれたことを、神様に感謝します。
 わたしはあなたのことが大好きで大好きで、この気持ちは高まるばかり。
 本当なら、ずっと一緒に居たい。あなたの笑顔、踊る姿が大好きです。
 神様が望むなら、来年も、この手紙以上に、素敵な愛情たっぷりの手紙を書きます。
 心から愛しています」

こんな内容だったかな。
キャーキャー言いながら考えるのは、とっても楽しかった。わたしの学生時代の恋話をしてみたり。いや~、若返った(笑)。

そして本番当日バレンタインデーの今日。みんな、愛を確かめ合ったんだろうか? ええのぉ。

ラブレターを手伝った女の子は、夕方に走ってやってきました。綺麗な桃色のマニキュアを塗って。
「チカ!すごく喜んでくれたよ~っ!夜、電話する約束したんだ♪」って。
あ~、甘酸っぺぇ! キッラキラしてたなぁ。若さって、輝きがあるねぇ。
しみじみ想う、27歳と7ヶ月なのでした。
Posted by chika - 2008.02.10,Sun
今、チュニジアにはイタリアのサーカス団がやって来ています。
先月から主要都市を巡業していて、たくさん良い噂を聞きました。ゾウが4頭も来てて、それはそれは素晴らしい公演なんだそうです。
これまで巡業した場所の共通点、それは県庁所在地。わたしの住む県庁所在地で開催するかどうか聞きまわってみたのですが、、、ここには来ないそうです。…やっぱりね。

サーカスの代わりと言ってはナンですが、今日職場(青少年文化の家)に着ぐるみショーがやって来ました!!!
チュニジアの子ども向けテレビから人気キャラクターが飛び出したとあって、満員御礼(400人近く来たかな)。わたしは今回もカメラマンとして参加(記録用の写真撮影)。

ピエロのパフォーマンスで会場が盛り上がったところに、「テレビのお兄さん」ことウンミー・ラドゥワーンが登場!腹話術をしながら、お客さまのご機嫌伺い。



場が温まったところで、子どもたちの人気者「ファーファ」のダンスタイム。チュニジアの着ぐるみって、なんかシュール。日本で着ぐるみを見ると、走っていって抱きしめたくなるかわいさがあるんだけど、こっちのは近づくのを躊躇ってしまう。変に華奢だからか?



そしてお次はカラオケタイム!チュニジアのチビッコに人気のアニメといえば、とっとこハム太郎、コナン、ピカチュウ。とっとこハム太郎の主題歌、歌詞はアラビア語だけれどメロディーは同じなので、わたしでも歌えます。今年で28歳になりますが、片手を宙に突き上げ『ハムタローッ』と歌い叫びました。



次はお客さん参加型のゲームコーナー。嫌な予感がしましたが、やっぱり舞台に呼ばれてしまいました。大きな靴を履いてのミニサッカー、風船ふくらましゲーム。自分で言うのもナンですが、いいリアクションしてたと思います(笑)。お笑いDVD観ている成果がここで発揮できました、よかった。



ここのような地方には、娯楽が非常に少ない。こうやって、人々が歓喜して盛り上がる場を提供することって大切だ(わたし自身にとっても)。今は職場柄、青少年・子どものみに開かれたイベントが多いけど、活動2年目はコミュニティを巻き込むようなイベントを企画していきたいな。

Posted by chika - 2008.01.22,Tue
先週1月18日はヒジュラ暦の1月10日にあたり、アシューラという日でした。
特に祝日というわけではないのですが、イスラム教徒にとっては大切な日のようです。
女性はコホルというアラブのアイラインを引き、この日1日だけ断食をしている人も多くいました。テレビでは、黒い服を着たたくさんの人々がモスクの周りを歩きながら自らの体に鞭を打っている姿を見ました(これはチュニジアではなく、他国の映像でした)。何事か?何の日か?

アシューラとは、預言者ムハンマドの父方の従弟:フセインが殉教した日です(以下、wikipedia抜粋引用)。
『ヒジュラ暦61年のアシューラの日に、アリー(シーア派にとっての預言者)の次男であり、シーア派の人々には第3代指導者とみなされるフセインが、ウマイヤ朝の軍隊によって殺害される事件が起こった。
フサインは、彼を指導者として推戴することを希望するシーア派の人々の求めに応じて父アリーの旧本拠地クーファに向かう途上、これを阻止しようとするウマイヤ朝カリフのヤズィードの手にかかって殺されたのだという。このためシーア派の人々は、フサインをウマイヤ朝の手にかけさせてしまったことを哀悼し、殉教追悼行事を行うようになった。
アシューラでは、人々はフサインの死を大声で喚き、涙を流して嘆き悲しむ。さらに、フサインの棺を模した神輿が担ぎ出されたり、人々が鎖で自分の体を鞭打って哀悼の意を明らかにする。』

チュニジアはスンニ派なので、この日は祝日ではないものの、シーア派の国々にとっては重要な意味を持つ日のようです。わたしが見た体に鞭打つ映像は、おそらくシーア派の国の映像(たぶんイランかイラク)だったのではないかな、と思います。

まだまだまだまだ奥深いチュニジア。
奥深いと言えば、顔に記号を書くおばあちゃん。

チュニジアには、顔に○とか×とか記号を書いてるおばあちゃんがたくさんいらっしゃいます。初めて見たときには衝撃でした・・・。どっかで羽子板大会でもありましたか?という感じ。写真を載せたいところだけれど断られてしまったので(当たり前か)、絵を描きました。こんな感じです。イメージが伝わるといいのですが。



乳房にも書いてるのを見せてもらいました。顔と同じく、○と×や記号が書いてある。
これは健康を願うおまじないなんですって。もはや若い子の間では昔の慣わしで、今やおばあちゃん世代にのみ残る風習なんですって。
わたしも元気に暮らせるように書いてもらいました(顔じゃなくって乳房にね)。2008年、いいすべり出し!
Posted by chika - 2007.12.22,Sat
そして仕事が一段落してから、まだ温かい新鮮な内臓と肉を炭火焼きでいただきました。バ~ベQ。
う、う、うま~~い!!塩だけのシンプルな味付けで、全然臭味もなくって、美味しい・・・。
頭の丸焼き(隣りのお家の焚き火で焼かせてもらった)も見た目は一番リアルだけど、やっぱりうまい!
肺、心臓、レバー、肉。そして写真右下の白いのは、なんと睾丸。女性は好んで食べるそうですが、大体の男性は食べれないそうです(そりゃそうかもね)。白子みたいで濃厚で、おいしゅうございました。



そして新たな発見。脂肪って、最初から真っ白い塊じゃないんですね・・・。下の写真みたく、空気を含んでふわふわで、透明で。時間が経つにつれて、白く固まってゆく。肉屋やスーパーでしか肉を買ったことがなかったので、新鮮な発見でした。



たくさん食べたあとは、すぐに夕飯の準備(その日の夜は次女の婚約者家族がやって来ることになっていたので、バタバタのスケジュールでした)。メニューはやはり羊づくし。ラハム・シェーイハ(肉も喜んでるよ、という意味の料理)、ショルバ(スープ)、野菜サラダ。



チュニジアには、婚約者(男性)が、婚約者(女性)に対して、たくさ~んプレゼントをする習慣があります。寝具、お菓子、アクセサリー、お金などなど。しかも会う度に! 見てて羨ましいくらい(笑)。チュニジア男性は40歳くらいにならないとお金が貯まらないから結婚できないという事情、理解できます。
今回も次女の婚約者は、たくさんのプレゼントを持参で登場。ビックリしたのが、羊を半体。キッチリ半分。そして不浄とされる左側ではなく、右側を。愛を感じますね。

初めて羊の犠牲祭を経験して、感じたこと。
目の前で命が絶える瞬間は、なかなかグッときました。死よりも生を感じる瞬間でした。
こういう瞬間を家族全員で共にするのは、素晴らしい習慣だと思う。生きものをできるだけ苦しませないように絞めて、その肉を大切に分け合っていただく。毛皮も普通ならばカーペットにするのですが、ママの家では貧しい方に差し上げているそうです。教え子たちの自然と助け合ったり、思い遣ったりする心はこういう環境の中で育ったんだなぁ、と感心しました。
そして7歳の男の子から、臓物の名前ひとつひとつや、どの臓物がどういう役割をしているのかを教えてもらいました。小さな子でも、屠す手順や捌き方を知っている。自分たちの宗教や文化に誇りを持って、きちんと説明できる。見習いたいことを盛りだくさん見つけた2日間でした。
来年は1頭買ってみようかなぁ・・・。
Posted by chika - 2007.12.22,Sat
2007年12月19日と20日は、羊の犠牲祭でした。
この日はヒジュラ暦でいうと12月10日、巡礼の最終日にあたります。この時期サウジのメッカに巡礼に行くことはイスラム教徒の5つの義務のひとつであり、その巡礼の最終日を世界中のイスラム教徒が祝います。
なぜ犠牲を捧げるのかというと「神が信仰心を試すため預言者ムハンマドに対し、息子を犠牲に捧げるように言われた。ムハンマドがしぶしぶ応じようとすると、神はその信仰心を称え、換わりに子羊を犠牲に捧げるよう告げられた」という故事にならっているそうです。

犠牲祭の準備として、12月に入ると各家庭で羊を1頭~2頭購入し始めます(捧げるのはオスのみ)。犠牲祭の日までは、「羊買った?」が挨拶代わり。市場は羊と人の群れ、群れ・・・。大きく太った羊ほど高値で取引きされます。
みんな買っていく羊を見ると、2万円~3万円が一般的なようです。でもこっちでの家賃約1ヵ月分に相当するので、大きな買いもの。もちろん買えない家庭もあるので、屠したあとで肉や内臓を少しずつ選んで、彼らに差し入れする習慣もあります。

犠牲祭の1日目、早起きしてママの家へ行くと、羊がお出迎え。顔がかわいい~!光GENJIみた~い(紐がね)! 小さいけれども若い分、肉の臭味がなく、病気である可能性が低いそうな。



そして一歩外に出ると、羊のお披露目会、決闘会が行なわれていました。「うちのは大きいだろう!」「うちの方が強い!」と。予想以上の勢いでぶつかり合うので、見ててハラハラ。というのも前日、近所の子どもたちが集まって決闘をして遊んでいたとき、死んでしまった羊がいたから。イスラム教上、神の名のもとに頚動脈を切られた羊でなければ食べてはいけないので、決闘や病気で死んだ羊は捧げることも出来なければ、食卓にも上がらないそうです。



この日の朝、モスクではいつもよりもたくさんの人々が、いつもより数回多くコーランを読みます。そのコーランの音がやんだら、屠殺の始まり。
屠すのは男性の仕事で、女性がやることは禁じられています。ママの家庭は女性ばかりなので、肉屋さんが回ってくるのを待ちます。

しばらくすると男性2人、大きな包丁1本と小さなナイフ1本を携えて登場!かっこい~。2本だけでさばけちゃうんですね。
「神の名のもとに」との言葉と同時に頚動脈をザクッと切る。もがくこと数分。最後の力を振り絞ってバタバタすると、動かなくなりました。羊の苦しみを最小限にして絞めているのが、見ていて分かります。
その後、足の付け根に切り目を入れて、空気を吹き込む。すると羊が風船みたいにパンパンになります。こうすると、皮をはがしやすくなるそうです。逆さにして吊るして、どんどん皮を剥いでゆく。剥ぎ終えたら頭をはずし、内臓を取り出す。
解体が終わるまでの時間、約1時間弱。男性2人は、次の家へと走ってゆきました。

その後、内臓を洗う係に任命されたので、教わりながらチャレンジ。いや~、すごい。羊の食べた草が、どんな過程を経て小さなポロポロうんちになるかを勉強できました。そして最後の最後まで栄養を吸収しようとする体内の仕組みにも圧巻。生きた生物の授業。
そして腸を裏返す方法、ゴシゴシ洗う方法も会得。なんだって綺麗にすれば食べれるんですよね~。臓物ひとつひとつを大切にいただく、これもいい経験です。写真は洗った後の内臓。新鮮なのでレバーなんかは生でいただきたいところですが、ぐっと我慢。



其の弐に続く。
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