素朴な毎日、感じたこと、考えたこと、ひとりごと、備忘録
Posted by chika - 2008.10.04,Sat
パリの後は、モン・サン・ミシェルと、サン・マロという海辺の町へ。
フランスに行ったら、世界遺産モン・サン・ミシェルはぜひ見てみたかった!

日帰りできる観光地なので、夕方近くになるとツアー客がぐっと減って、静かな島になります。地元の人が車で犬を連れて散歩に来たりだとか、泊まり客だとかが、海を眺めて歩く。
満ち潮になるとグングンと海に囲まれるモン・サン・ミシェル。春分の日あたりだと、満ち潮の速度が一番速くって、馬に乗らないと飲み込まれる勢いなのだそう。この日はロバに乗っても間に合うくらいにゆっくりと潮が満ちていました。
ここらへんは、ノルマンディー地方。ぶどうの採れないこの地域で、リンゴ酒(シードル)の名産地。
ほろ酔いで眺める夜のモン・サン・ミシェルも、ライトアップされていてロマンチック!
次の日はバスでサン・マロという海岸沿いの街へ移動し、しばらく滞在。
ここはそんなに有名ではないのだけれど「カキ養殖地から近い」「海がある」という条件から、ゆったりするにはいいのでは?と安易に選んだところ。
でも行ってから、じわじわとぐんぐんとこの街を気に入っていきました。

海がある風景というのは、すごく心が休まって安らぎますよね。
防波堤に座って本を読んで、ふと顔をあげたときに世界が変わって見える時があって、その感じがとても好き。わたしにとって海はポジティブの象徴で、エネルギーをもらえる特別な場所。
そして予想通り、食べものが美味しい!生カキもムール貝も山ほど食べれたし(しかも安い)、羊も美味しい。
そしてガレット(そば粉のクレープ)!『Ti-Nevez』というガレットのお店は最高に美味しかった~。トラディショナルなだけあって、シンプルなんだけれど、じゅわっとそば粉の美味しさが広がって、もう堪らんっ!小さなお店なんだけれど、雰囲気も良いし、コーヒーやお菓子に至るまで素朴で美味しくって。写真を撮らなかったのが心残りだわ・・・。
そしてそして。城壁内に旧市街が広がっているの。旧市街フェチ予備軍としては、心躍る風景。下の写真の向こう側に見えるのが、城壁に囲まれた旧市街です。

そして旧市街の中にある大聖堂(サン・ヴィンセント)がもう素晴らしくって。
ステンドグラスがふんだんに使われていて、空気がほわ~っと綺麗に色づく。なんて美しいんだろうと思って!年代を感じさせる作りなんだけれど、祭壇がちょっとモダンだったりして。今回の旅で一番のお気に入りの教会です。

そんなこんなで、海とカキがあればいっか~なんてあんまり期待していなかったサン・マロですが、最高の街!でした。
手放しにおススメしたい街、サン・マロ。こういう出会いがあるから、堪らん。
長文ですみません(全然備忘録程度じゃないじゃん!)。
でも、まだつづく。
フランスに行ったら、世界遺産モン・サン・ミシェルはぜひ見てみたかった!
日帰りできる観光地なので、夕方近くになるとツアー客がぐっと減って、静かな島になります。地元の人が車で犬を連れて散歩に来たりだとか、泊まり客だとかが、海を眺めて歩く。
満ち潮になるとグングンと海に囲まれるモン・サン・ミシェル。春分の日あたりだと、満ち潮の速度が一番速くって、馬に乗らないと飲み込まれる勢いなのだそう。この日はロバに乗っても間に合うくらいにゆっくりと潮が満ちていました。
ここらへんは、ノルマンディー地方。ぶどうの採れないこの地域で、リンゴ酒(シードル)の名産地。
ほろ酔いで眺める夜のモン・サン・ミシェルも、ライトアップされていてロマンチック!
次の日はバスでサン・マロという海岸沿いの街へ移動し、しばらく滞在。
ここはそんなに有名ではないのだけれど「カキ養殖地から近い」「海がある」という条件から、ゆったりするにはいいのでは?と安易に選んだところ。
でも行ってから、じわじわとぐんぐんとこの街を気に入っていきました。
海がある風景というのは、すごく心が休まって安らぎますよね。
防波堤に座って本を読んで、ふと顔をあげたときに世界が変わって見える時があって、その感じがとても好き。わたしにとって海はポジティブの象徴で、エネルギーをもらえる特別な場所。
そして予想通り、食べものが美味しい!生カキもムール貝も山ほど食べれたし(しかも安い)、羊も美味しい。
そしてガレット(そば粉のクレープ)!『Ti-Nevez』というガレットのお店は最高に美味しかった~。トラディショナルなだけあって、シンプルなんだけれど、じゅわっとそば粉の美味しさが広がって、もう堪らんっ!小さなお店なんだけれど、雰囲気も良いし、コーヒーやお菓子に至るまで素朴で美味しくって。写真を撮らなかったのが心残りだわ・・・。
そしてそして。城壁内に旧市街が広がっているの。旧市街フェチ予備軍としては、心躍る風景。下の写真の向こう側に見えるのが、城壁に囲まれた旧市街です。
そして旧市街の中にある大聖堂(サン・ヴィンセント)がもう素晴らしくって。
ステンドグラスがふんだんに使われていて、空気がほわ~っと綺麗に色づく。なんて美しいんだろうと思って!年代を感じさせる作りなんだけれど、祭壇がちょっとモダンだったりして。今回の旅で一番のお気に入りの教会です。
そんなこんなで、海とカキがあればいっか~なんてあんまり期待していなかったサン・マロですが、最高の街!でした。
手放しにおススメしたい街、サン・マロ。こういう出会いがあるから、堪らん。
長文ですみません(全然備忘録程度じゃないじゃん!)。
でも、まだつづく。
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Posted by chika - 2008.10.04,Sat
暑いローマから冷えるフランスへ。2時間半のフライト。
ホテルはオペラ座から歩いて30分くらいで、フロントはアルジェリア人揃い。アラビア語で会話することになり、なんだか変な仲間意識が生まれる。楽ちんだけれど、なんだか切ない。とにかくアラブ人は人との距離が近いなぁ。
パリは小さい街と聞いていたけれども本当で、ちょっと頑張ればどこでも歩いて行けた。
教会巡り、美術館巡り、お散歩、カフェ。
夜の散歩とか、カフェでお茶をするとか、本屋・DVD屋巡り、いつもは出来ない普通のことが楽しかったなぁ。
そういえば、メトロに乗ったときに車内でサックスやギターを弾くパフォーマーに会うと、すごく幸せな気持ちになったなぁ!「ほら、今日もステキな一日になるよ」って言ってくれてるみたいで。

そして特筆すべきは、狂言を観れたこと!
9月11日、日本は京都の茂山花形狂言ファミリーによるパリ公演のチケットを入手することができて。
なんでも日仏交流150周年と、パリ京都友好都市締結50周年が重なって実現した公演らしい。
フランス人でも理解しやすいようにか、最初の演目は、舞。続いて小噺2つ。これが笑えて面白かった~!隣りのフランス人男性は日本で働いていたことがあって、笑うポイントが一緒(すごい!)。
パリで日本の古典を観れるなんて思ってもいなかったから、偶然がとてもとても嬉しくって。帰り道はニヤニヤしちゃうくらい嬉しかった。途中、ポーズカフェで大吟醸をシコタマ頂いたというのもあるんだけれど(笑)。

パリにシコタマ心奪われる。
つづく。
ホテルはオペラ座から歩いて30分くらいで、フロントはアルジェリア人揃い。アラビア語で会話することになり、なんだか変な仲間意識が生まれる。楽ちんだけれど、なんだか切ない。とにかくアラブ人は人との距離が近いなぁ。
パリは小さい街と聞いていたけれども本当で、ちょっと頑張ればどこでも歩いて行けた。
教会巡り、美術館巡り、お散歩、カフェ。
夜の散歩とか、カフェでお茶をするとか、本屋・DVD屋巡り、いつもは出来ない普通のことが楽しかったなぁ。
そういえば、メトロに乗ったときに車内でサックスやギターを弾くパフォーマーに会うと、すごく幸せな気持ちになったなぁ!「ほら、今日もステキな一日になるよ」って言ってくれてるみたいで。
そして特筆すべきは、狂言を観れたこと!
9月11日、日本は京都の茂山花形狂言ファミリーによるパリ公演のチケットを入手することができて。
なんでも日仏交流150周年と、パリ京都友好都市締結50周年が重なって実現した公演らしい。
フランス人でも理解しやすいようにか、最初の演目は、舞。続いて小噺2つ。これが笑えて面白かった~!隣りのフランス人男性は日本で働いていたことがあって、笑うポイントが一緒(すごい!)。
パリで日本の古典を観れるなんて思ってもいなかったから、偶然がとてもとても嬉しくって。帰り道はニヤニヤしちゃうくらい嬉しかった。途中、ポーズカフェで大吟醸をシコタマ頂いたというのもあるんだけれど(笑)。
パリにシコタマ心奪われる。
つづく。
Posted by chika - 2008.10.04,Sat
2008年9月5日から24日まで。
行って来ました、ヨーロッパ。舞い戻って来ました、チュニジアへ。
初秋のアンニュイなヨーロッパから、ラマダン(断食)真っ只中のチュニジアへ。
何を見て、何を感じたのか、備忘録程度にアップしてゆきたいと思います。
まずはイタリアから。
出発数時間前まで仕事関係でバタバタして後ろ髪引かれたけれど、やはり性格がいい加減だからか、出国しちゃったら気分は旅モード!徹夜明けのテンションも相まって、イエイ、ゴーゴー!ってなもんです。
チュニスから飛行機で1時間、ローマに到着。近い。時差もなし。
久々の海外旅行、初めてのヨーロッパとあって、興奮しっぱなし。街ひとつとっても洗練されていて、誰もわたしに注目しないし、野次も飛んでこない。思わず叫ぶ「自由だ!!」
滞在が3泊4日と限られていたため、ローマにあるいくつかの教会とヴァチカン市国に絞って観光。
1日目にいくつか教会をゆっくり訪問。荘厳で、きらびやかで、ミクロのレベルで豪華絢爛。口があんぐり。
(どうしてもイスラムと比較してしまうのだけれど)これら芸術は、きっとムスリムから見たら偶像崇拝。キリスト教は逆に推奨したからこそ、こういう芸術や技術の発展があった。そしてイスラムは文字や色の組み合わせの芸術が発展した。宗教の圧倒的な影響力を感じる。
2日目と3日目はヴァチカン市国へ(2日目にデジカメを購入したため、ここから写真があります!)

カトリック総本山、サン・ピエトロ大聖堂では、ちょうどミサに参列できました。学生時代に参列してたミサと全然雰囲気が違いました(当たり前か)。祈りが終わると、周囲の人々と「peace with you」と握手し合う。
ヴァチカン博物館では(その後ルーブルでも)、エジプト文明に何故かすごく心奪われる。
9月6日は、待ちに待ったマドンナのライブ!
ライブ開演は21時。ダフ屋がウロウロ。会場はサッカーも出来る大きな競技場(Stadio Olympico)。
18時前から、会場はDJライブで大盛り上がり。それも終わると、ウェーブが始まる。うまく端までウェーブが続けば大歓声、途中で止まるとブーイング(笑)。足を踏み鳴らしながら歌ったり、開演前はかなり熱い!
ニューアルバムの曲を中心に、どんどん歌いまくる先輩。カッコイイ・・・。
2006年のConfessionツアーよりもシンプルで、スケールは小さいものの、仕掛けが少ないぶん先輩を堪能できました。かっけーなぁ。「we can do anything!」のメッセージは今回も。ほんとにそんな気になるから不思議。先輩、ファンタジスタッス!
そんな旅の滑り出し。
つづく。
行って来ました、ヨーロッパ。舞い戻って来ました、チュニジアへ。
初秋のアンニュイなヨーロッパから、ラマダン(断食)真っ只中のチュニジアへ。
何を見て、何を感じたのか、備忘録程度にアップしてゆきたいと思います。
まずはイタリアから。
出発数時間前まで仕事関係でバタバタして後ろ髪引かれたけれど、やはり性格がいい加減だからか、出国しちゃったら気分は旅モード!徹夜明けのテンションも相まって、イエイ、ゴーゴー!ってなもんです。
チュニスから飛行機で1時間、ローマに到着。近い。時差もなし。
久々の海外旅行、初めてのヨーロッパとあって、興奮しっぱなし。街ひとつとっても洗練されていて、誰もわたしに注目しないし、野次も飛んでこない。思わず叫ぶ「自由だ!!」
滞在が3泊4日と限られていたため、ローマにあるいくつかの教会とヴァチカン市国に絞って観光。
1日目にいくつか教会をゆっくり訪問。荘厳で、きらびやかで、ミクロのレベルで豪華絢爛。口があんぐり。
(どうしてもイスラムと比較してしまうのだけれど)これら芸術は、きっとムスリムから見たら偶像崇拝。キリスト教は逆に推奨したからこそ、こういう芸術や技術の発展があった。そしてイスラムは文字や色の組み合わせの芸術が発展した。宗教の圧倒的な影響力を感じる。
2日目と3日目はヴァチカン市国へ(2日目にデジカメを購入したため、ここから写真があります!)
カトリック総本山、サン・ピエトロ大聖堂では、ちょうどミサに参列できました。学生時代に参列してたミサと全然雰囲気が違いました(当たり前か)。祈りが終わると、周囲の人々と「peace with you」と握手し合う。
ヴァチカン博物館では(その後ルーブルでも)、エジプト文明に何故かすごく心奪われる。
9月6日は、待ちに待ったマドンナのライブ!
ライブ開演は21時。ダフ屋がウロウロ。会場はサッカーも出来る大きな競技場(Stadio Olympico)。
18時前から、会場はDJライブで大盛り上がり。それも終わると、ウェーブが始まる。うまく端までウェーブが続けば大歓声、途中で止まるとブーイング(笑)。足を踏み鳴らしながら歌ったり、開演前はかなり熱い!
ニューアルバムの曲を中心に、どんどん歌いまくる先輩。カッコイイ・・・。
2006年のConfessionツアーよりもシンプルで、スケールは小さいものの、仕掛けが少ないぶん先輩を堪能できました。かっけーなぁ。「we can do anything!」のメッセージは今回も。ほんとにそんな気になるから不思議。先輩、ファンタジスタッス!
そんな旅の滑り出し。
つづく。
Posted by chika - 2008.09.10,Wed
突然ですが、パリに来ています。
指定された国を旅行できる「任国外旅行制度」を利用して、9月5日よりイタリアはローマ、8日よりフランスはパリに来ております。25日にチュニジアへ戻る予定です(戻れるかしら・・・なんちて)。
初ヨーロッパの旅、まだ地に足がついていません(笑)。素晴らしすぎる!!こんな世界があったのね。繊細で、芸術的で、統一された街並み。大人になったもんだ。
気合い入れてお洒落して来たつもりだったのですが、日本人観光客を見て愕然。いくら着飾ったところで、自分の小汚さとガサツさは消えるものではありませんね・・・。やたらと中国人に中国語で話しかけられる、この切なさ。バックパックの安宿がお似合いだわ。
さて、ローマで安くデジカメを買えたので、写真もちょいちょい撮っています。
帰国後に写真も含めた旅行記をアップしたいと思います!
うきうきトラベリング!
指定された国を旅行できる「任国外旅行制度」を利用して、9月5日よりイタリアはローマ、8日よりフランスはパリに来ております。25日にチュニジアへ戻る予定です(戻れるかしら・・・なんちて)。
初ヨーロッパの旅、まだ地に足がついていません(笑)。素晴らしすぎる!!こんな世界があったのね。繊細で、芸術的で、統一された街並み。大人になったもんだ。
気合い入れてお洒落して来たつもりだったのですが、日本人観光客を見て愕然。いくら着飾ったところで、自分の小汚さとガサツさは消えるものではありませんね・・・。やたらと中国人に中国語で話しかけられる、この切なさ。バックパックの安宿がお似合いだわ。
さて、ローマで安くデジカメを買えたので、写真もちょいちょい撮っています。
帰国後に写真も含めた旅行記をアップしたいと思います!
うきうきトラベリング!
Posted by chika - 2008.08.25,Mon
夏休みに入り、早いもので10日が経ちました。
シニアボランティアご夫妻を自宅へ招待したり、首都でフリップ(古着屋)巡りをしたり、シニアボランティアのご家庭でご馳走になったり。これまで出来なかったことを思う存分やっていて、快感です。
8月20日~24日までは、同期隊員の住むマハディアという海辺の町にお邪魔してきました。
海のある風景は、やっぱりいいっ!エメラルドやブルーに光る地中海が美しいし、遊ぶところもたくさん。
同期隊員の彼女は、コンサルバトワールでバレエを教えている先生。まだ若いのにとてもしっかりしていて、素敵な女性です。彼女の影響でバレエ鑑賞が大好きになりました。
マハディアには、日本人のおっちゃん(海外でマグロを捕って30数年)が住んでいます。彼の自宅はさながら日本。日本食材はほとんどあると言ってもいいかもしれません。2日連続で彼の手料理をご馳走になりました。天然マグロの大トロの刺身、かつおの刺身、天然えびのお寿司、メロのフライ、納豆、海老の頭のお味噌汁…。すっごくすっごくすっごく美味しい!!日本でだったら手が届かないほどの高級品を、お腹がはち切れるまで食べれるなんて幸せです。
彼は昔イタリアやモロッコで、今はチュニジアでマグロを捕って、養殖して日本へ輸出しています。まず6月頃にマグロを大量に確保し、大きな網で囲って(いけすですね)養殖します。その量2000トン!10月くらいから1月くらいまで、数十回にわけて、すべて日本へ輸出をしていくそうです。
お酒片手に「マグロに惚れてねぇ…」と話す姿はとっても格好いい。情熱がみなぎってたなぁ。海の男、豪快で熱くて、素敵です。
今の時期は、いけすのマグロに毎日エサをあげて大きくする時期。「明日も行くけど、一緒に潜ってみる?」と誘ってもらい、ふたつ返事で行くことに!
朝8時、港には6隻の船がスタンバイ。今日は1000トンのマグロが泳ぐいけすに向かうということで、計170トンのエサ(30センチくらいの魚)が積まれています。チュニジア・スペイン・日本人の漁師が乗り込んで、スペイン語とアラビア語が飛び交うなか、いざ出発!
1時間弱でいけすに到着。ダイバーは、マグロがちゃんとエサを食べているかをチェックしたり、死んだマグロを取り出す作業をします。わたしもいけすの中へ…!!!
もう、もう、もう大興奮。マグロがうようよ。400キロにもなる大~~きなマグロもすぐ近くで泳いでいて。ブルーのラインや黄色のラインが美しくて大感動。マグロはお腹が空いてると体に縦のシマシマ模様が入ることや、病気のマグロの見分け方、いろいろ教えてもらいました。とにかく、マグロって美しい。遠くからイルカの声も聞こえて、ダイビングのワクワク感を思い出しました。
チュニジアに来て良かったなぁと感じるのは、普通なら出会えないような人たちと向き合えること。そしていつも気づくのは、自分の知らないことが世の中にはたーーーーーっくさんあるということ。知りたいことがどんどん増える。面白すぎる。
今もまだ体が生臭いけれど(苦笑)、それもまた思い出のひとつ。
おっちゃんの「マグロに惚れて、マグロ一筋でやってきた。けれどマグロの量がどんどん減っている。やりたいことを続けられないかもしれないという恐怖、愛するマグロが減っているという悲しさ。この気持ち、分からないだろう?」という言葉が印象的。
わたしが理解できるのは、きっと表面的な感情だけだろうと思う。まだわたしには到底分かりっこない、もっともっと深いものがあるんだろうな。
「俺にとってのマグロみたいなもの、君は持ってるかい?」
うまく答えられませんでした。けど時間をかけてでも、見つけたいぞ。
という感じで、マハディアへの旅は最高でした。
追伸:
先日デジタルカメラが壊れてしまい、写真がアップできなくなってしまいました・・・。身近な電化製品が次第に壊れてゆくのって、哀しい。安ければ来月フランスで買おうかな。
シニアボランティアご夫妻を自宅へ招待したり、首都でフリップ(古着屋)巡りをしたり、シニアボランティアのご家庭でご馳走になったり。これまで出来なかったことを思う存分やっていて、快感です。
8月20日~24日までは、同期隊員の住むマハディアという海辺の町にお邪魔してきました。
海のある風景は、やっぱりいいっ!エメラルドやブルーに光る地中海が美しいし、遊ぶところもたくさん。
同期隊員の彼女は、コンサルバトワールでバレエを教えている先生。まだ若いのにとてもしっかりしていて、素敵な女性です。彼女の影響でバレエ鑑賞が大好きになりました。
マハディアには、日本人のおっちゃん(海外でマグロを捕って30数年)が住んでいます。彼の自宅はさながら日本。日本食材はほとんどあると言ってもいいかもしれません。2日連続で彼の手料理をご馳走になりました。天然マグロの大トロの刺身、かつおの刺身、天然えびのお寿司、メロのフライ、納豆、海老の頭のお味噌汁…。すっごくすっごくすっごく美味しい!!日本でだったら手が届かないほどの高級品を、お腹がはち切れるまで食べれるなんて幸せです。
彼は昔イタリアやモロッコで、今はチュニジアでマグロを捕って、養殖して日本へ輸出しています。まず6月頃にマグロを大量に確保し、大きな網で囲って(いけすですね)養殖します。その量2000トン!10月くらいから1月くらいまで、数十回にわけて、すべて日本へ輸出をしていくそうです。
お酒片手に「マグロに惚れてねぇ…」と話す姿はとっても格好いい。情熱がみなぎってたなぁ。海の男、豪快で熱くて、素敵です。
今の時期は、いけすのマグロに毎日エサをあげて大きくする時期。「明日も行くけど、一緒に潜ってみる?」と誘ってもらい、ふたつ返事で行くことに!
朝8時、港には6隻の船がスタンバイ。今日は1000トンのマグロが泳ぐいけすに向かうということで、計170トンのエサ(30センチくらいの魚)が積まれています。チュニジア・スペイン・日本人の漁師が乗り込んで、スペイン語とアラビア語が飛び交うなか、いざ出発!
1時間弱でいけすに到着。ダイバーは、マグロがちゃんとエサを食べているかをチェックしたり、死んだマグロを取り出す作業をします。わたしもいけすの中へ…!!!
もう、もう、もう大興奮。マグロがうようよ。400キロにもなる大~~きなマグロもすぐ近くで泳いでいて。ブルーのラインや黄色のラインが美しくて大感動。マグロはお腹が空いてると体に縦のシマシマ模様が入ることや、病気のマグロの見分け方、いろいろ教えてもらいました。とにかく、マグロって美しい。遠くからイルカの声も聞こえて、ダイビングのワクワク感を思い出しました。
チュニジアに来て良かったなぁと感じるのは、普通なら出会えないような人たちと向き合えること。そしていつも気づくのは、自分の知らないことが世の中にはたーーーーーっくさんあるということ。知りたいことがどんどん増える。面白すぎる。
今もまだ体が生臭いけれど(苦笑)、それもまた思い出のひとつ。
おっちゃんの「マグロに惚れて、マグロ一筋でやってきた。けれどマグロの量がどんどん減っている。やりたいことを続けられないかもしれないという恐怖、愛するマグロが減っているという悲しさ。この気持ち、分からないだろう?」という言葉が印象的。
わたしが理解できるのは、きっと表面的な感情だけだろうと思う。まだわたしには到底分かりっこない、もっともっと深いものがあるんだろうな。
「俺にとってのマグロみたいなもの、君は持ってるかい?」
うまく答えられませんでした。けど時間をかけてでも、見つけたいぞ。
という感じで、マハディアへの旅は最高でした。
追伸:
先日デジタルカメラが壊れてしまい、写真がアップできなくなってしまいました・・・。身近な電化製品が次第に壊れてゆくのって、哀しい。安ければ来月フランスで買おうかな。
Posted by chika - 2008.07.25,Fri
今週は日曜日の夜から4泊5日で上京していました。
日曜の仕事後、ボスとテレビ出演するために首都へ(25日から始まるガルディマウ夏祭りを宣伝するために)。今、カルタージュ(ハンニバルでおなじみの遺跡群)では国際音楽祭が開催されています。音楽祭の様子は毎日生放送され、これは人気のプログラム。この合間に、各地のお祭り情報を宣伝するコーナーがあり、それに出演したのでした。
わたしも出演する予定だったのですが、リハーサルをしてみると、周囲がうるさくってアナウンサーの声が全然聞こえない!相変わらず根性なしのわたしは出演を辞退し、生中継中ずっとカメラの後ろでじっとしていたのでした(苦笑)。

ボスは至るところでガルディマウ夏祭りのウェブサイトを宣伝してくれていて、ウェブの反響も上々。猛スピードで作ったサイトなので美しくはないのですが(言い訳)、お手すきのときにでもご覧ください。
⇒ http://www.festivalghardimaou.co.cc
その後、音楽祭の舞台を観覧して、ボスと海辺の町でお酒を飲み(ボスはムスリムですが酒豪)、日頃の鬱憤をぶつけました。上司と飲みニケーションだなんて、日本みたい。念のため補足すると、ムスリムにとって飲酒は禁忌事項。ボスは理解があるので、唯一ボスの前ではお酒を飲むことができます。他のチュニジア人の前では、絶対に飲めません!!

次の日は、帰国隊員の送別会&新規隊員の歓迎会。休みが取れず、なかなか参加できない歓送迎会なので、今回は参加できてとても嬉しかったなぁ。こうやって新旧が入れ替わって、雰囲気も変わっていくのですね。
その次の日は、帰国隊員を空港まで見送りに行って、買い出しに行って(お醤油ゲット)、のんびりデイ。
そして4日目がメインイベント!日本から視察にいらした環境副大臣との夕食会に参加しました。久々にスーツを着て、パンプスを履いて、小奇麗に(笑)。
とてもとても緊張したけれど(だって隣の席だったんだもん!)、気さくな方で、柔軟な方で、パワフルな方で、時間があっという間に過ぎました。激励の言葉は心がこもっていて、元気と誇りをもらった気がします。美味しいワインに、食べきれないくらいの海の幸、勉強になる話、いい経験をさせてもらいました。
いや~、濃いなぁ。
そして今日(25日)からは、ガルディマウ夏祭りがスタート!楽しみだ~。
日曜の仕事後、ボスとテレビ出演するために首都へ(25日から始まるガルディマウ夏祭りを宣伝するために)。今、カルタージュ(ハンニバルでおなじみの遺跡群)では国際音楽祭が開催されています。音楽祭の様子は毎日生放送され、これは人気のプログラム。この合間に、各地のお祭り情報を宣伝するコーナーがあり、それに出演したのでした。
わたしも出演する予定だったのですが、リハーサルをしてみると、周囲がうるさくってアナウンサーの声が全然聞こえない!相変わらず根性なしのわたしは出演を辞退し、生中継中ずっとカメラの後ろでじっとしていたのでした(苦笑)。
ボスは至るところでガルディマウ夏祭りのウェブサイトを宣伝してくれていて、ウェブの反響も上々。猛スピードで作ったサイトなので美しくはないのですが(言い訳)、お手すきのときにでもご覧ください。
⇒ http://www.festivalghardimaou.co.cc
その後、音楽祭の舞台を観覧して、ボスと海辺の町でお酒を飲み(ボスはムスリムですが酒豪)、日頃の鬱憤をぶつけました。上司と飲みニケーションだなんて、日本みたい。念のため補足すると、ムスリムにとって飲酒は禁忌事項。ボスは理解があるので、唯一ボスの前ではお酒を飲むことができます。他のチュニジア人の前では、絶対に飲めません!!
次の日は、帰国隊員の送別会&新規隊員の歓迎会。休みが取れず、なかなか参加できない歓送迎会なので、今回は参加できてとても嬉しかったなぁ。こうやって新旧が入れ替わって、雰囲気も変わっていくのですね。
その次の日は、帰国隊員を空港まで見送りに行って、買い出しに行って(お醤油ゲット)、のんびりデイ。
そして4日目がメインイベント!日本から視察にいらした環境副大臣との夕食会に参加しました。久々にスーツを着て、パンプスを履いて、小奇麗に(笑)。
とてもとても緊張したけれど(だって隣の席だったんだもん!)、気さくな方で、柔軟な方で、パワフルな方で、時間があっという間に過ぎました。激励の言葉は心がこもっていて、元気と誇りをもらった気がします。美味しいワインに、食べきれないくらいの海の幸、勉強になる話、いい経験をさせてもらいました。
いや~、濃いなぁ。
そして今日(25日)からは、ガルディマウ夏祭りがスタート!楽しみだ~。
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