素朴な毎日、感じたこと、考えたこと、ひとりごと、備忘録
Posted by chika - 2008.12.16,Tue
最近“チュニジアン・ジェスチャー(北部ガルディマウ版)”について原稿を書く機会がありました。せっかくなのでその情報をここにも書いておこうと思います!
チュニジアの人たちと話していると、ジェスチャーを多用していることに気がつきます。
チュニジアに来たら、貴方もジェスチャーを使ってお話してみるのは如何でしょう?
ぐっとチュニジアが、そしてチュニジアの人々が身近になるかも・・・?しれません。
そんなチュニジアン・ジェスチャーのススメ。
僕たち、兄弟さ!
自分と相手を指差したあと、両手の人差し指をすり合わせながら「ホイエ」と言いましょう。

ちょっと待って!
五本の指を合わせ、上下に揺らしながら「スタナ・シュワイヤ」と言いましょう。

こっちにおいで!
日本と同じように手をこまねきながら「イージャ・フネー」と言いましょう。

後でね!
人差し指をくるくる回しながら「バアド」と言いましょう。

どうやって?なんでよ?どうしたのよ?
電球を取り替えるような仕草をしながら「キフェーシュ?」「ワレーシュ?」「シュビーク?」と畳み掛けるように言いましょう。

まぁ、どうしましょう!
両手で顔を掻き毟るようにしながら「ヤー・ショウミー!」と言いましょう。

まったく、理解不可能だわ。
ほっぺに手を当て、もう片方の手を腰にまわしながら、ひとつ溜め息をつき「ムスタガリバ・・・」とつぶやいてみましょう。大きく振りかぶってから両手をこの位置に持っていくと、より効果的です。

絶交よ!
小指を立てて「ファシッ!」もしくは「カータ!」と言いましょう。

仲直りね。
親指を立てて「マーニ」もしくは「セーマハ」と優しく言いましょう。

喧嘩しているのよ。
両手の人差し指を絡めて「ムタアルキーン」と言いましょう。

其の弐に続く。
チュニジアの人たちと話していると、ジェスチャーを多用していることに気がつきます。
チュニジアに来たら、貴方もジェスチャーを使ってお話してみるのは如何でしょう?
ぐっとチュニジアが、そしてチュニジアの人々が身近になるかも・・・?しれません。
そんなチュニジアン・ジェスチャーのススメ。
僕たち、兄弟さ!
自分と相手を指差したあと、両手の人差し指をすり合わせながら「ホイエ」と言いましょう。
ちょっと待って!
五本の指を合わせ、上下に揺らしながら「スタナ・シュワイヤ」と言いましょう。
こっちにおいで!
日本と同じように手をこまねきながら「イージャ・フネー」と言いましょう。
後でね!
人差し指をくるくる回しながら「バアド」と言いましょう。
どうやって?なんでよ?どうしたのよ?
電球を取り替えるような仕草をしながら「キフェーシュ?」「ワレーシュ?」「シュビーク?」と畳み掛けるように言いましょう。
まぁ、どうしましょう!
両手で顔を掻き毟るようにしながら「ヤー・ショウミー!」と言いましょう。
まったく、理解不可能だわ。
ほっぺに手を当て、もう片方の手を腰にまわしながら、ひとつ溜め息をつき「ムスタガリバ・・・」とつぶやいてみましょう。大きく振りかぶってから両手をこの位置に持っていくと、より効果的です。
絶交よ!
小指を立てて「ファシッ!」もしくは「カータ!」と言いましょう。
仲直りね。
親指を立てて「マーニ」もしくは「セーマハ」と優しく言いましょう。
喧嘩しているのよ。
両手の人差し指を絡めて「ムタアルキーン」と言いましょう。
其の弐に続く。
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Posted by chika - 2008.12.13,Sat
季節もめっきり冬で、タイツ+ズボン+ブーツ、セーター+フリース+ダウンコートの生活です。日本も師走の半ばですね。
マルシェ(市場)にはスイカやメロンやざくろの代わりに、オレンジやでこぽん、みかんが山盛り。橙色の店先は華やかでキラキラ明るい。
久しぶりに、最近の食事情について書こうかな~と思います。
いつも家に常備しているものは、お豆。ひよこ豆、れんず豆、白いんげん、そら豆、エジプトひよこ豆、グリーンピース。今の時期でも比較的手に入りやすいグリーンピース以外は、乾燥ものです。
夏にそら豆を買いすぎたときに見様見真似で干したそら豆ちゃん、結構重宝しています。
塩とローズマリーでたっぷりグツグツ煮て、おやつ代わりにぽくぽく食べます。

最近のブームは、おかゆ。
チュニジア主流の長粒米でも、たっぷりのお出汁とお豆と一緒にじっくり炊けば、美味しくいただけます。
朝食をおかゆにしてから、朝のエンジン(気分のエンジン)がかかりやすくなったような気がします。チュニジア流の朝ごはん(お菓子&コーヒー)を続けてきたけれど、体に合っていなかったのかも。チュニジア人も、朝しっかり食べたら仕事効率が上がるかもしれないよ?・・・とつぶやいてみる。
今朝は、レンズ豆と玄米とたまごたっぷりのおかゆさん。おーいしーっ。

豆じゃないけれど、ポップコーンもたまに作ります。ポンポン弾ける様子が微笑ましくっていいですね。
少しの塩とたっぷりの胡椒で、熱々を食べると美味しい!キャラメルポップコーンにも挑戦したのですが、岩のように固まって失敗。要リベンジ。

そんなこんなの、お豆な生活です。
マルシェ(市場)にはスイカやメロンやざくろの代わりに、オレンジやでこぽん、みかんが山盛り。橙色の店先は華やかでキラキラ明るい。
久しぶりに、最近の食事情について書こうかな~と思います。
いつも家に常備しているものは、お豆。ひよこ豆、れんず豆、白いんげん、そら豆、エジプトひよこ豆、グリーンピース。今の時期でも比較的手に入りやすいグリーンピース以外は、乾燥ものです。
夏にそら豆を買いすぎたときに見様見真似で干したそら豆ちゃん、結構重宝しています。
塩とローズマリーでたっぷりグツグツ煮て、おやつ代わりにぽくぽく食べます。
最近のブームは、おかゆ。
チュニジア主流の長粒米でも、たっぷりのお出汁とお豆と一緒にじっくり炊けば、美味しくいただけます。
朝食をおかゆにしてから、朝のエンジン(気分のエンジン)がかかりやすくなったような気がします。チュニジア流の朝ごはん(お菓子&コーヒー)を続けてきたけれど、体に合っていなかったのかも。チュニジア人も、朝しっかり食べたら仕事効率が上がるかもしれないよ?・・・とつぶやいてみる。
今朝は、レンズ豆と玄米とたまごたっぷりのおかゆさん。おーいしーっ。
豆じゃないけれど、ポップコーンもたまに作ります。ポンポン弾ける様子が微笑ましくっていいですね。
少しの塩とたっぷりの胡椒で、熱々を食べると美味しい!キャラメルポップコーンにも挑戦したのですが、岩のように固まって失敗。要リベンジ。
そんなこんなの、お豆な生活です。
Posted by chika - 2008.12.11,Thu
ヒジュラ暦1429年の“羊の犠牲祭”は、西暦2008年の12月8日と9日に行われました。
そもそも犠牲祭は巡礼完了のお祝いとして、巡礼期間の最後に行われるもの。メッカへの巡礼はムスリムにとって最大の夢であり、希望であり、義務。
チュニジアの人々も一生のうちに一度は行きたいと思っているようですが、なかなかお金がなくって行けないようです。お金があったとしても、渡航ビザはお年寄りの人から出されるそうで、行けるのは年を取ってから、というのがチュニジアでは一般的。
この前の地中海沿岸国PCオリンピックで友達になったサウジアラビアの人たちは、先週の電話で「これから巡礼に行ってくるよ!」と言っていて、巡礼が身近にあるんだなぁ・・・と当たり前のことを不思議に感じました。チュニジアとはまた違ったムスリムの世界があるんだろうなぁ。興味アリ、だわ。
さて、チュニジアの犠牲祭。
今年はボスのお家に招待してもらって、アズィーズとオマルと過ごす犠牲祭です。
朝、お家にお邪魔すると、アズィーズがかわいくお出迎え。癒し~。

「アイードック・マブルーク」(犠牲祭おめでとう)と家族全員にビズ(ほっぺにチュー)&挨拶をして回ると、羊をしめるおじさん(お肉屋さん)登場。ボスファミリーは毎年3頭の羊をしめていて、今年も次々と羊がしめられていきます。美しい~。

ひと段落ついた頃を見計らって、バーべキューの時間。
バーベキュー将軍は、ボス。すべてを仕切って「あれ食え、これ食え」と指示を飛ばします。
小腸、レバー、睾丸、しっぽ、足の肉を炭火で焼いて、オリーブオイル&パセリ&レモンでモグモグ食べます。もともとお肉が大好きなアズィーズはニコニコ食べていて、いつもは食いしん坊なオマルは何故かご機嫌ななめであまり食べず。

そして遠くに住むボスのお兄さん家族も到着して、みんなでバーベキュー。家族だんらんって、いいなぁ。

お腹がいっぱいになったら、女性陣は内臓を洗います。3頭分の内臓は大変な量で、腰を屈めて冷たい水で洗うのは骨でした・・・。「来年の犠牲祭、チカはここに居ないのねぇ」と言われると、すごく寂しくって悲しい。
内臓洗いを終えると、すぐにエンソルターンという町(ガルディマウから30分ほど車で移動したところ)にある親戚のお家にご挨拶に向かいます。
エンソルターンは緑に囲まれた自然豊かなところで、子どもを育てるにはいい場所だなぁと思います。
牛、ニワトリ、羊、馬、やぎ、犬、猫がいて、じゃがいも、にんじん、レモン、みかんがとれる。
そんなエンソルターンを、アズィーズとデート。ドングリを拾ったり、キツネを見つけて二人で目を丸くしたり、鬼ごっこしたり。

というわけで、今年の犠牲祭はアズィーズ祭でした(笑)。
どうしよう、本当に恋してしまいそうだわ。23歳の年の差を超えられるかしら・・・?
そもそも犠牲祭は巡礼完了のお祝いとして、巡礼期間の最後に行われるもの。メッカへの巡礼はムスリムにとって最大の夢であり、希望であり、義務。
チュニジアの人々も一生のうちに一度は行きたいと思っているようですが、なかなかお金がなくって行けないようです。お金があったとしても、渡航ビザはお年寄りの人から出されるそうで、行けるのは年を取ってから、というのがチュニジアでは一般的。
この前の地中海沿岸国PCオリンピックで友達になったサウジアラビアの人たちは、先週の電話で「これから巡礼に行ってくるよ!」と言っていて、巡礼が身近にあるんだなぁ・・・と当たり前のことを不思議に感じました。チュニジアとはまた違ったムスリムの世界があるんだろうなぁ。興味アリ、だわ。
さて、チュニジアの犠牲祭。
今年はボスのお家に招待してもらって、アズィーズとオマルと過ごす犠牲祭です。
朝、お家にお邪魔すると、アズィーズがかわいくお出迎え。癒し~。
「アイードック・マブルーク」(犠牲祭おめでとう)と家族全員にビズ(ほっぺにチュー)&挨拶をして回ると、羊をしめるおじさん(お肉屋さん)登場。ボスファミリーは毎年3頭の羊をしめていて、今年も次々と羊がしめられていきます。美しい~。
ひと段落ついた頃を見計らって、バーべキューの時間。
バーベキュー将軍は、ボス。すべてを仕切って「あれ食え、これ食え」と指示を飛ばします。
小腸、レバー、睾丸、しっぽ、足の肉を炭火で焼いて、オリーブオイル&パセリ&レモンでモグモグ食べます。もともとお肉が大好きなアズィーズはニコニコ食べていて、いつもは食いしん坊なオマルは何故かご機嫌ななめであまり食べず。
そして遠くに住むボスのお兄さん家族も到着して、みんなでバーベキュー。家族だんらんって、いいなぁ。
お腹がいっぱいになったら、女性陣は内臓を洗います。3頭分の内臓は大変な量で、腰を屈めて冷たい水で洗うのは骨でした・・・。「来年の犠牲祭、チカはここに居ないのねぇ」と言われると、すごく寂しくって悲しい。
内臓洗いを終えると、すぐにエンソルターンという町(ガルディマウから30分ほど車で移動したところ)にある親戚のお家にご挨拶に向かいます。
エンソルターンは緑に囲まれた自然豊かなところで、子どもを育てるにはいい場所だなぁと思います。
牛、ニワトリ、羊、馬、やぎ、犬、猫がいて、じゃがいも、にんじん、レモン、みかんがとれる。
そんなエンソルターンを、アズィーズとデート。ドングリを拾ったり、キツネを見つけて二人で目を丸くしたり、鬼ごっこしたり。
というわけで、今年の犠牲祭はアズィーズ祭でした(笑)。
どうしよう、本当に恋してしまいそうだわ。23歳の年の差を超えられるかしら・・・?
Posted by chika - 2008.11.26,Wed
11月6日から10日間、友達がチュニジアに遊びに来てくれました!
彼女は現在シエラレオネにある日本の援助機関(私のボス会社)で働いていて、モロッコ経由のフライトでチュニジア入り。いざ西アフリカから、北アフリカへ。
彼女との再会は、7日に首都で行われたダンスの全国コンクール会場にて。
せっかくの海外旅行なのに、活動に付き合ってもらって大感謝!話し上手な方なので、すぐに青少年に取り囲まれ、人気者になってました(笑)。
コンクールの後は、振替休日を使って2泊3日の南部旅行(急ぎ足!)へ。数々のオモシロ出来事に遭遇。
タメルザというところでは、夜通しナツメヤシの実を泥棒から守るという薄着のおっちゃんに出会ったり(40年以上この仕事をしてきて、これまで犯人を捕まえたのは4回。ほんまかいな)。
ガフサという町では協力隊員とシニアボランティアにばったり出会ったり(牛の足がど~んと入ったシチューをみんなで仲良く食べました)。
ドゥーズの砂漠キャンプでは、2年かけて世界周遊中のブラジル人ご夫妻と夜を過ごし(ウルトラ社交的な旦那さんと、素敵な笑顔で微笑む奥さん。ナイスカップル!)。
トゥジェンの町では馬力を使ってオリーブオイルを作るところを見学したり(エクストラもエクストラなバージンオイルが1.5リットルで700円弱と、とってもお得)。
ジェルバでは協力隊員の職場を見せてもらった後に「ここにぶら下がっておまじないを唱えると結婚できる」というモスクに行ったり(効果の程はいかに・笑)。

旅行のあとは任地ガルディマウに来てくれて、ボスやママのお家にお呼ばれ。定番コースです。
みんな快くおもてなしをしてくれるのは、本当にありがたい。そしてそれに応えて、積極的にコミュニケートしてくれる彼女にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。

さて、仙台白百合学園出身の方々、シエラレオネ在住のSr.根岸を憶えていますか?
マスールの教会や学校のために、中高時代にシエラレオネ街頭募金とか、100円募金とかしましたよね?
朝礼でSr.根岸からのお手紙が読み上げられたりだとか、講演にいらしたこともありましたね。
そのSr.根岸、今もシエラレオネでご健在だそうです。懐かしいお名前に、じ~んとしました。
思えばこの中高時代のボランティア活動がきっかけとなって、海外の問題がず~っと心に引っかかって、それで協力隊に来たようなもの。
数年に一度しか帰国されず、その国の人々のために何十年も尽くされる・・・。なんて志の高く、使命感の強いことでしょう!2年やそこらでヒーヒー言ってられんわ。一度行ってお会いしたいなぁ。
さて、シエラレオネは世界で一番貧しい国にランクされ、(記憶が正しければ)平均寿命も一番短い国。
ダイヤモンドがきっかけで紛争が起き、2002年にようやく終結したばかり。少年兵、非人道的行為・・・。
・・・よく紹介されるキーワードだけを見ると、悲しい歴史と厳しい現実という印象だけれど、彼女を通して聞いたシエラレオネは温かくって人間味に溢れていて(もちろん大変な部分は大変なんだけれど)、ぐっと身近に感じられました。
やっぱり、ガードレールがきちんと整備されているのや、電線が張り巡らされているのや、観光のし易さを見ては「うわ~、すごいわ!すごいなぁ、チュニジア!!」と感動する姿を見ると、シエラレオネではどこから手をつけていいのか迷うくらいに課題は山積みなんだろうと思い知らされたのですが・・・(電線を張っても、すぐに転売目的で盗まれてしまうんですって)。
そして聞いて驚いたのは、シエラレオネには(いまなお!)黒魔術師、秘密結社が存在するということ。
普通の会話として「あの人は黒魔術師に呪い殺されたのよ」と囁かれたり、突然「あっ!あの太鼓の音が聞こえる!秘密結社がやって来るから、早く家の中に隠れて!」と蜘蛛の子散らす勢いでみんな隠れるんだそうです。秘密結社を見た人は死んでしまうんですって。
ふしぎだー。ふしぎすぎるー。興味深々。追いかけて見たいけど、見たら死ぬ。死ぬの嫌だけど、見たい・・・。
そんなこんなでペチャクチャ話して、食べて、飲んで、旅して、楽しい数日間でした。
「100コの夢リスト」(死ぬまでにしたい100のコト)に、ひとつ追加。「シエラレオネの黒魔術師に会う」
彼女は現在シエラレオネにある日本の援助機関(私のボス会社)で働いていて、モロッコ経由のフライトでチュニジア入り。いざ西アフリカから、北アフリカへ。
彼女との再会は、7日に首都で行われたダンスの全国コンクール会場にて。
せっかくの海外旅行なのに、活動に付き合ってもらって大感謝!話し上手な方なので、すぐに青少年に取り囲まれ、人気者になってました(笑)。
コンクールの後は、振替休日を使って2泊3日の南部旅行(急ぎ足!)へ。数々のオモシロ出来事に遭遇。
タメルザというところでは、夜通しナツメヤシの実を泥棒から守るという薄着のおっちゃんに出会ったり(40年以上この仕事をしてきて、これまで犯人を捕まえたのは4回。ほんまかいな)。
ガフサという町では協力隊員とシニアボランティアにばったり出会ったり(牛の足がど~んと入ったシチューをみんなで仲良く食べました)。
ドゥーズの砂漠キャンプでは、2年かけて世界周遊中のブラジル人ご夫妻と夜を過ごし(ウルトラ社交的な旦那さんと、素敵な笑顔で微笑む奥さん。ナイスカップル!)。
トゥジェンの町では馬力を使ってオリーブオイルを作るところを見学したり(エクストラもエクストラなバージンオイルが1.5リットルで700円弱と、とってもお得)。
ジェルバでは協力隊員の職場を見せてもらった後に「ここにぶら下がっておまじないを唱えると結婚できる」というモスクに行ったり(効果の程はいかに・笑)。
旅行のあとは任地ガルディマウに来てくれて、ボスやママのお家にお呼ばれ。定番コースです。
みんな快くおもてなしをしてくれるのは、本当にありがたい。そしてそれに応えて、積極的にコミュニケートしてくれる彼女にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
さて、仙台白百合学園出身の方々、シエラレオネ在住のSr.根岸を憶えていますか?
マスールの教会や学校のために、中高時代にシエラレオネ街頭募金とか、100円募金とかしましたよね?
朝礼でSr.根岸からのお手紙が読み上げられたりだとか、講演にいらしたこともありましたね。
そのSr.根岸、今もシエラレオネでご健在だそうです。懐かしいお名前に、じ~んとしました。
思えばこの中高時代のボランティア活動がきっかけとなって、海外の問題がず~っと心に引っかかって、それで協力隊に来たようなもの。
数年に一度しか帰国されず、その国の人々のために何十年も尽くされる・・・。なんて志の高く、使命感の強いことでしょう!2年やそこらでヒーヒー言ってられんわ。一度行ってお会いしたいなぁ。
さて、シエラレオネは世界で一番貧しい国にランクされ、(記憶が正しければ)平均寿命も一番短い国。
ダイヤモンドがきっかけで紛争が起き、2002年にようやく終結したばかり。少年兵、非人道的行為・・・。
・・・よく紹介されるキーワードだけを見ると、悲しい歴史と厳しい現実という印象だけれど、彼女を通して聞いたシエラレオネは温かくって人間味に溢れていて(もちろん大変な部分は大変なんだけれど)、ぐっと身近に感じられました。
やっぱり、ガードレールがきちんと整備されているのや、電線が張り巡らされているのや、観光のし易さを見ては「うわ~、すごいわ!すごいなぁ、チュニジア!!」と感動する姿を見ると、シエラレオネではどこから手をつけていいのか迷うくらいに課題は山積みなんだろうと思い知らされたのですが・・・(電線を張っても、すぐに転売目的で盗まれてしまうんですって)。
そして聞いて驚いたのは、シエラレオネには(いまなお!)黒魔術師、秘密結社が存在するということ。
普通の会話として「あの人は黒魔術師に呪い殺されたのよ」と囁かれたり、突然「あっ!あの太鼓の音が聞こえる!秘密結社がやって来るから、早く家の中に隠れて!」と蜘蛛の子散らす勢いでみんな隠れるんだそうです。秘密結社を見た人は死んでしまうんですって。
ふしぎだー。ふしぎすぎるー。興味深々。追いかけて見たいけど、見たら死ぬ。死ぬの嫌だけど、見たい・・・。
そんなこんなでペチャクチャ話して、食べて、飲んで、旅して、楽しい数日間でした。
「100コの夢リスト」(死ぬまでにしたい100のコト)に、ひとつ追加。「シエラレオネの黒魔術師に会う」
Posted by chika - 2008.11.20,Thu
11月7日は、チュニジア現大統領の就任記念日。今年で任期21年目!長いですねぇ。来年に大統領選挙が行われる予定ですが、ほぼ再任決定のようです。
そんな就任記念日に伴い、2日から9日までの一週間は学校がお休み、各地でパレードやお祭りが行われます。
わたし達パソコンクラブは、以前ブログに書いた「地中海沿岸国PCオリンピック」(2~6日、於ビゼルト)に参加してきました。
この地中海沿岸国PCオリンピック、チュニジア全国から選抜された20の青少年の家から約50名の青少年と、アラブ6カ国(リビア、アルジェリア、モロッコ、シリア、サウジアラビア、UAE)から約20名の青少年が参加して行う、プレゼン大会でした。
4泊5日の日程のほとんどが各自持ち寄った作品のプレゼンテーションに充てられ、他はワークショップが少しある程度。作品を見て感じたのは、都市部と地方の技術・知識レベルの差。わたしの教え子はぽかんと口を開いたままプレゼンを聞いていて、いい刺激になった模様。これまで学んできたことに意味を見出してくれて、今後の短期目標も明確になったかな(なっててくれたらいいな)。
プレゼンの評価者としては、おじちゃん&おじいちゃんコンビ(大学教授)が居て、結構辛口。でも彼らの指摘ポイントにはすごく共感できたし、教育者として見習う点がたくさんありました。特に言い訳上手なチュニジア青年を指導するコツとか・・・(苦笑)。
そして教え子のプレゼン時。わたしはただ見守るだけなのに、手はキンキンに冷えて、内臓が震えるくらい緊張しました(笑)。評価者のコメントは辛口満載だったけれど、素直に聞いてメモる教え子の姿を見て泣きそうになりました(他の地域の子ども達は、言い訳したり逆ギレしてたもので・・・)。ほんと、かわいい子達だわ。

最終日には、青少年・スポーツ省の大臣がお目見え。
作品をパパッと見て回られたのですが、お付きの人が「ガルディマウの子たちは日本人のボランティアに指導を受けているんですよ」と紹介してくれて。その時に大臣はチラッと作品を見て「Good job! You work very well」と言ってくれました。
・・・でも・・・全然作品見てもないのに言われても、嬉しかないわ!!と思うのは大人気ないでしょうか。。でもムッと来たなぁ(笑)。
そしていよいよ授賞式(評価はおじちゃん&おじいちゃんコンビで行われました)。
教え子には申し訳ないけれど、絶対に受賞しないと思っていたので、のんびり構えてました。が!!!
なんと3位入賞してしまいました!!! 「ウヒィッ」と猿のような声を出すほどの驚き。
(写真右から、大臣、教え子のシェイマ、エメーニ、わたし、知らないおじさん、モアタズ)

他にもたくさん優れた作品があった中の受賞。おそらく、地方を応援する意味合いも込められているんだろうなと感じています。歴代の受賞者は都市部で、地方では技術が追いつかないために参加できない青少年が数多く居る。 最後、別れ際におじいちゃん(評価者)に「地方の子ども達を根気強く指導し、よくここまで連れて来てくれた。作品レベルはまだまだだけれど、今後に期待できる出来。作品完成までの教育的過程は、見習うべきところがある」と言ってもらえたのが本当に嬉しかった!社交辞令かな…?笑
そして授賞式の後、みんなでビゼルトの町をお散歩。
エメーニ(彼女のお父さんが大変厳しく、このオリンピックに参加できるよう説得の手紙を書きました)は、生まれて初めて知らない町を自由に歩いたらしく「信じられる?16年の人生のなかで、一番素敵な数日間だったわ!」と興奮気味。かわいらしい。

そんなこんなのオリンピック。終わった~・・・ほっ。
せっかくだから今回学んだ知識と技術を、県下の青少年の家と共有する機会を作りたいと思うけれど、うまく行くかどうか・・・?チャレンジあるのみ!
そして7日と8日は、首都でダンスと音楽の全国大会が行われ、引率要員として参加。
ダンスクラブはコンテンポラリーなダンスを演じて(地上に生命が誕生し、罪や愛が生まれ、平安と混沌が入り乱れ、救世主が現れるが罪は消えないというストーリー)、鳥肌ものの良い出来でした。

そして結果は、全国第1位!!素晴らしい!!
やるじゃん、ガルディマウ。

そんな就任記念日に伴い、2日から9日までの一週間は学校がお休み、各地でパレードやお祭りが行われます。
わたし達パソコンクラブは、以前ブログに書いた「地中海沿岸国PCオリンピック」(2~6日、於ビゼルト)に参加してきました。
この地中海沿岸国PCオリンピック、チュニジア全国から選抜された20の青少年の家から約50名の青少年と、アラブ6カ国(リビア、アルジェリア、モロッコ、シリア、サウジアラビア、UAE)から約20名の青少年が参加して行う、プレゼン大会でした。
4泊5日の日程のほとんどが各自持ち寄った作品のプレゼンテーションに充てられ、他はワークショップが少しある程度。作品を見て感じたのは、都市部と地方の技術・知識レベルの差。わたしの教え子はぽかんと口を開いたままプレゼンを聞いていて、いい刺激になった模様。これまで学んできたことに意味を見出してくれて、今後の短期目標も明確になったかな(なっててくれたらいいな)。
プレゼンの評価者としては、おじちゃん&おじいちゃんコンビ(大学教授)が居て、結構辛口。でも彼らの指摘ポイントにはすごく共感できたし、教育者として見習う点がたくさんありました。特に言い訳上手なチュニジア青年を指導するコツとか・・・(苦笑)。
そして教え子のプレゼン時。わたしはただ見守るだけなのに、手はキンキンに冷えて、内臓が震えるくらい緊張しました(笑)。評価者のコメントは辛口満載だったけれど、素直に聞いてメモる教え子の姿を見て泣きそうになりました(他の地域の子ども達は、言い訳したり逆ギレしてたもので・・・)。ほんと、かわいい子達だわ。
最終日には、青少年・スポーツ省の大臣がお目見え。
作品をパパッと見て回られたのですが、お付きの人が「ガルディマウの子たちは日本人のボランティアに指導を受けているんですよ」と紹介してくれて。その時に大臣はチラッと作品を見て「Good job! You work very well」と言ってくれました。
・・・でも・・・全然作品見てもないのに言われても、嬉しかないわ!!と思うのは大人気ないでしょうか。。でもムッと来たなぁ(笑)。
そしていよいよ授賞式(評価はおじちゃん&おじいちゃんコンビで行われました)。
教え子には申し訳ないけれど、絶対に受賞しないと思っていたので、のんびり構えてました。が!!!
なんと3位入賞してしまいました!!! 「ウヒィッ」と猿のような声を出すほどの驚き。
(写真右から、大臣、教え子のシェイマ、エメーニ、わたし、知らないおじさん、モアタズ)
他にもたくさん優れた作品があった中の受賞。おそらく、地方を応援する意味合いも込められているんだろうなと感じています。歴代の受賞者は都市部で、地方では技術が追いつかないために参加できない青少年が数多く居る。 最後、別れ際におじいちゃん(評価者)に「地方の子ども達を根気強く指導し、よくここまで連れて来てくれた。作品レベルはまだまだだけれど、今後に期待できる出来。作品完成までの教育的過程は、見習うべきところがある」と言ってもらえたのが本当に嬉しかった!社交辞令かな…?笑
そして授賞式の後、みんなでビゼルトの町をお散歩。
エメーニ(彼女のお父さんが大変厳しく、このオリンピックに参加できるよう説得の手紙を書きました)は、生まれて初めて知らない町を自由に歩いたらしく「信じられる?16年の人生のなかで、一番素敵な数日間だったわ!」と興奮気味。かわいらしい。
そんなこんなのオリンピック。終わった~・・・ほっ。
せっかくだから今回学んだ知識と技術を、県下の青少年の家と共有する機会を作りたいと思うけれど、うまく行くかどうか・・・?チャレンジあるのみ!
そして7日と8日は、首都でダンスと音楽の全国大会が行われ、引率要員として参加。
ダンスクラブはコンテンポラリーなダンスを演じて(地上に生命が誕生し、罪や愛が生まれ、平安と混沌が入り乱れ、救世主が現れるが罪は消えないというストーリー)、鳥肌ものの良い出来でした。
そして結果は、全国第1位!!素晴らしい!!
やるじゃん、ガルディマウ。
Posted by chika - 2008.11.01,Sat
去る10月24日(金)、職場でキャラバン「日本人と楽しい時間を過ごそう!~バレエと音楽と日本文化の時間~」を開催しました!チュニジアで働く協力隊員全員(プラス専門家の奥様方など)、事務所長も忙しいなか集まってくれて、濃ゆ~い忘れがたい時間となりました。
全員揃っての練習が当日となってしまったので、リハはすごく真剣モード。同僚に音響と照明をお願いしていたので、彼らとのコンビネーションもぶっつけ本番!大丈夫かしら…?と不安を抱えつつ、ランチ&お化粧タイム。 人生で初めて、つけまつげ&王冠をつけました。テンションアップ!!写真が手元になくってアップできないのがもどかしい(入手次第アップしたひ)。女の子で密集してお化粧し合って、なんだか宝塚っぽくて楽しい。
予定時刻よりも30分遅れで、チュニジア青年のウェルカムダンスでキャラバンが幕開け。
その後、バレエ『Carmen』を全員で演じます。チュニジアにはバレエ隊員が3名いて、バレエの演目はキャラバンの目玉。

わたしはホストということで、目立つ役ももらえました!並んだ椅子の上に登って走って、マドンナポーズを決める振り付けがあったのだけれど、走ってる途中に椅子を壊してしまうというハプニングもあったりして(笑)。 共演者は笑いを堪えるの大変だし、ボスを見たら表情怖かったしで、これもまた思い出かしら。(下は、椅子を壊した直後の写真。恥ずかしそう…)

他のプログラムは、万華鏡や影絵の映像を流したり(白い天井にも映したら綺麗だった~)、ソーラン節やさくらさくらを踊ったり、浴衣試着会があったり、チュニジア青少年と一緒に花笠音頭を踊ったり…。
事務所との折衝、省庁・警察への連絡、プログラム作り、障害者施設への招待関連、同僚との打ち合わせ、宿泊所手配、会場設営、司会進行、翻訳、食事作り、精算作業など…。本当に仕事がたくさんあって、猫の手も借りたかった!
でも子ども達と同僚のリアクションがすごくよくって、公演の次の日にはたくさんの子ども達がわたしを待ち構えてくれました。
「バレエ初めて見たよ、習ってみたいよー」「影絵って、どうやるの?どうすれば、手で怪獣が作れるの?」「ソーラン節って、カラテのこと?」「あのピエロちゃんにもう一回会いたいよ!」「あんなにたくさんの日本人がチュニジアで働いてるんだね!」「日本語で挨拶したら、喜んでくれたよ!」「参加型のプログラムが素晴らしかったよ!」
みんな目がキラキラしてて、こういう機会を作れて本当に良かったなぁと、じ~ん。
一方「照明が暗かったね」「演目と演目の間の空白時間が長かったから、あれをなくせるといいね」「色々盛り込みすぎだったから、少し演目を減らしてもいいかもね」などのアドバイスもあり。
隊員のみんなの団結と協力がなかったら、チュニジア人同僚の支援がなかったら、成功しなかったよ、本当に。みんなに感謝です。
11月末には南部砂漠の町ドゥーズで、12月頭にはガフサで、キャラバン公演を行う予定。もっともっと練習して、かっこいい舞台を作るぞー!
全員揃っての練習が当日となってしまったので、リハはすごく真剣モード。同僚に音響と照明をお願いしていたので、彼らとのコンビネーションもぶっつけ本番!大丈夫かしら…?と不安を抱えつつ、ランチ&お化粧タイム。 人生で初めて、つけまつげ&王冠をつけました。テンションアップ!!写真が手元になくってアップできないのがもどかしい(入手次第アップしたひ)。女の子で密集してお化粧し合って、なんだか宝塚っぽくて楽しい。
予定時刻よりも30分遅れで、チュニジア青年のウェルカムダンスでキャラバンが幕開け。
その後、バレエ『Carmen』を全員で演じます。チュニジアにはバレエ隊員が3名いて、バレエの演目はキャラバンの目玉。
わたしはホストということで、目立つ役ももらえました!並んだ椅子の上に登って走って、マドンナポーズを決める振り付けがあったのだけれど、走ってる途中に椅子を壊してしまうというハプニングもあったりして(笑)。 共演者は笑いを堪えるの大変だし、ボスを見たら表情怖かったしで、これもまた思い出かしら。(下は、椅子を壊した直後の写真。恥ずかしそう…)
他のプログラムは、万華鏡や影絵の映像を流したり(白い天井にも映したら綺麗だった~)、ソーラン節やさくらさくらを踊ったり、浴衣試着会があったり、チュニジア青少年と一緒に花笠音頭を踊ったり…。
事務所との折衝、省庁・警察への連絡、プログラム作り、障害者施設への招待関連、同僚との打ち合わせ、宿泊所手配、会場設営、司会進行、翻訳、食事作り、精算作業など…。本当に仕事がたくさんあって、猫の手も借りたかった!
でも子ども達と同僚のリアクションがすごくよくって、公演の次の日にはたくさんの子ども達がわたしを待ち構えてくれました。
「バレエ初めて見たよ、習ってみたいよー」「影絵って、どうやるの?どうすれば、手で怪獣が作れるの?」「ソーラン節って、カラテのこと?」「あのピエロちゃんにもう一回会いたいよ!」「あんなにたくさんの日本人がチュニジアで働いてるんだね!」「日本語で挨拶したら、喜んでくれたよ!」「参加型のプログラムが素晴らしかったよ!」
みんな目がキラキラしてて、こういう機会を作れて本当に良かったなぁと、じ~ん。
一方「照明が暗かったね」「演目と演目の間の空白時間が長かったから、あれをなくせるといいね」「色々盛り込みすぎだったから、少し演目を減らしてもいいかもね」などのアドバイスもあり。
隊員のみんなの団結と協力がなかったら、チュニジア人同僚の支援がなかったら、成功しなかったよ、本当に。みんなに感謝です。
11月末には南部砂漠の町ドゥーズで、12月頭にはガフサで、キャラバン公演を行う予定。もっともっと練習して、かっこいい舞台を作るぞー!
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